2018年4月10日と11日、第1回ホームレス・ワールドカップアジア会議「Get Together 2018」を開催しました。会議の主催はホームレスワールドカップファウンデーション、会議のコーディネートをビッグイシュー基金とダイバーシティサッカー協会が行いました。
英語での記事は下記をご覧ください。
https://homelessworldcup.org/japan-hosts-homeless-world-cup-first-asian-get-together/
今回はじめて開催したアジア会議にはHWC、インド、インドネシア、韓国、日本、香港の5か国が参加しました。
2日間に渡り開催したこの会議では、各国のホームレスサッカー概要や課題、HWCアジア大会に向けたアジアパートナー連携構想などの議論が交わされました。
アジア会議の終わりには、日本サッカー協会会長の田嶋幸三さんもお越し頂き激励の言葉をいただきました。
「日本では統計上のホームレスの方の数は少ないですが、様々な要因で社会的な不利を被る方はたくさんいます。もちろん、彼らはこの数には含まれておりません。ビッグイシュー基金が多くの方と協力して開催するダイバーシティカップをはじめ、こうした問題に対してスポーツの力を用いて解決しようとするあなた方のイニシアチブと努力に感謝します」
2003年から毎年開催されているHWCですが、未だアジアでの開催は実現していません。今回、初のアジア会議を日本で開催できたことは大きな歩みとなりました。
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ホームレスワールドカップアジア会議「Get Together 2018」概要
-主催:ホームレス・ワールドカップ基金(HWC本部)
-共催:認定NPO法人ビッグイシュー基金、ダイバーシティサッカー協会
-協力:日本サッカー協会(会場提供)
ANA BLUE WING( https://www.ana-bluewing.com/ )(渡航サポート)
「スポーツと社会的包摂」をテーマとした取り組み事例として、野武士ジャパンが取り組む活動が東京都人権プラザにて、2017年9月9日(土)から11月25日(土)まで紹介されました。
また、11月23日(木)には、「映画とお話しと体験会」のイベントにビッグイシュー基金サッカープログラム担当の長谷川知広が登壇し、ホームレス・ワールドカップからダイバーシティカップに移行するまでのストーリーや、11月18日(土)に開催したダイバーシティカップ4の成果などをお話しさせていただきました。一緒に登壇された土屋薫さん(江戸川大学教授)からは、レジャーやレクリエーションの本来的な概念や、消費社会に由来する現代社会の不寛容さ、それを克服する手段についてお話いただきました。
二人のパネルディスカッションでは、「見えない価値をどう見えるようにするか」、「現代社会で、ないがしろにされてしまう価値」などについて議論され、大変貴重な時間となりました。土屋薫さん、開催にあたりご尽力された、東京都人権啓発センターの坂井新二さま、ありがとうございました。
日本サッカー協会(JFA)のJFAグラスルーツ推進・賛同パートナー制度「だれでもJoin♪ 障がい者サッカー」のページにて2017年5月27日(土)に、新宿コズミックセンターで開催したスポーツ交流サロンの活動報告が掲載されました!
〇活動報告ページについてはこちらから
「だれでもJoin♪ 障がい者サッカー」賛同パートナーとは?(JFA公式HPより抜粋)→サッカーはみんなのもの。障がいを持つ人も安心してサッカーを楽しめるようになれば、豊かな社会の実現の一助となるでしょう。そのためには、多くの人達が障がいのことを理解し、どうすればみんなが楽しめようになれるかを考え行動することが必要です。「ダイバーシティ&インクルージョン」の考え方のもと、多様性を受け入れ、障がいの有る無しに関わらず、サッカーやスポーツを通じて、安心して個性が発揮できる場づくりに取り組む団体を認定します。
JFAグラスルーツ推進・賛同パートナーについてはこちらから
今後とも野武士ジャパンの応援をよろしくお願いします!!